大同元年(西暦八〇六年)弘法大師さまが中国、当時の唐の国の都長安にて密教を学ばれ、九州博多に帰朝され九州各地を行脚しておられた折、この土地が紀州の高野山に似ておることからこの地を肥前の高野山と定められ、草の庵を結ばれたのがこの寺の始まりと伝えられる。その折、現在の穀倉地帯の佐賀平野は原野でこれを開墾するには、人口を増やさねばと、一体の観音さまを刻み、この観音さまに祈ると子供が授かり安産で元気に育つと申され現在も子宝観音として、子授け、安産、子育ての祈願が絶えない。
(ふみょうざん・こうやじ)
大同元年(西暦八〇六年)弘法大師さまが中国、当時の唐の国の都長安にて密教を学ばれ、九州博多に帰朝され九州各地を行脚しておられた折、この土地が紀州の高野山に似ておることからこの地を肥前の高野山と定められ、草の庵を結ばれたのがこの寺の始まりと伝えられる。その折、現在の穀倉地帯の佐賀平野は原野でこれを開墾するには、人口を増やさねばと、一体の観音さまを刻み、この観音さまに祈ると子供が授かり安産で元気に育つと申され現在も子宝観音として、子授け、安産、子育ての祈願が絶えない。
また、佐賀多久藩の祈祷寺として代々帰依を受け、残される古文書には、「いかなる咎人も高野寺の境内に走りそうらえばその罪を許される」と云う近世の駆け込み寺の役割もしていた罪障消滅の道場である。境内には平地に珍しい高山植物のシャクナゲが樹齢三百年以上を含めて千本以上あり、毎年四月初旬より開花し大勢の花見の客でにぎあう。平成十八年(西暦二千六年)、開創千二百年を記念として、焼失後百十八年ぶりに、新しく本堂、会館など建立し境内を整備し弘法大師の教えを今に伝えておる。
住 職 | 江頭 弘勝 |
---|---|
副住職 | 江頭 紫晄(本部公認先達) |
毎月21日 | 写経会と護摩祈祷 |
---|---|
1月21日 | 初大師と初写経 |
2月11日 | 星まつり |
3月21日 | 春彼岸法要 |
4月初旬から5月初旬 | シャクナゲ祭り |
8月9日 | 施餓鬼供養と水子供養大祭 |
9月21日 | 秋彼岸会法要 |
11月10日から20日 | 子育て祈願祭 |
12月21日 | ご先祖総供養と説教会 |
宗派 | 真言宗大覚寺派 |
---|---|
本尊 | 十一面千手観音立像 |
TEL | 0954-36-3616 |
FAX | 0954-36-4009 |
住所 | 〒849-2201 佐賀県武雄市北方町志久3245 |
アクセス |
・JR佐世保線北方駅から徒歩15分 ・JR武雄温泉駅から祐徳バス佐賀行き、北方町役場前下車、徒歩5分 ・長崎自動車道武雄北方インターから国道34号線を北方方面へ、北方役場前の寺標を左折 ・門前に駐車場あり。 |