(しょうりんざん・てんちょうじ)
天長寺は天文7年(1538年)、都城島津家第8代領主・島津忠相公により島津家の祈願道場として創建されました。現在天長寺があるあたりは、かつて千尺の老松が生い茂り、流水の絶えない場所であったと記録に見え、そのため山号を松林山(しょうりんざん)と号しています。創建以来、都城随一の寺院として隆盛を誇っていましたが、明治元年の廃仏毀釈によって破壊され、堂舎と共に多くの法物を失ってしまいました。
その廃仏毀釈の難をかろうじて逃れた石仏群は、現在都城市の有形文化財に指定されています。静かにたたずむ阿弥陀如来・不動明王・地蔵菩薩や歴代住職の墓石等は、かつての隆盛を伝えると共に、現在も信仰を集める仏様の力強さを見せてくれます。
現在の天長寺の本尊様は四臂不動明王です。創建当時の記録には本堂には正観音、護摩堂には不動明王をお祀りしていたとあります。四臂とは「腕が四本ある」という意味で、大変珍しいお姿です。ただし、秘仏のため御開帳期間以外は拝観できません。
行事 | |
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正月三ヶ日 | 護摩祈祷会 |
毎月28日 | 月並護摩祈祷会 |
隔週開催 | 般若心経を読む会 |
毎年7月21日~28日 | 秘仏御開帳二十一座護摩祈祷会 |
その他諸行事については天長寺にお問い合わせください。
宗派 | 高野山真言宗 |
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本尊 | 四臂不動明王 (秘仏) |
TEL | 0986-22-6042 |
FAX | 0986-22-6140 |
住所 | 〒885-0083 宮崎県都城市都島町1300 |
アクセス | ・JR日豊本線都城駅からバス大岩田下車、徒歩5分 ・48番弘法寺方面から平和公園、細山田交差点を経て、国道269号線を北上。 国道10号線と交わるところを左折し、橋を渡って右折する。 ・境内の前方に駐車場あり |