三重町から宮崎県北川町に通じる国道326号(日向街道)沿いの三国峠に入る山すその静かな内山地区に蓮城寺(れんじょうじ)はあります。この蓮城寺にはたくさんの薬師像が安置されているため、本尊千手観音にちなみ通称「内山観音」と言われています。
蓮城寺は高野山真言宗の寺で、この寺の歴史は古く寺伝によれば、欽明天皇の15年(546)に中国の天台山から渡来した僧蓮城が開山、真名野長者(炭焼小五郎)が寺を建立したといわれている豊後国最古の寺です。 観音堂には本尊の千手観音、薬師堂には京都三十三間堂と並ぶ998体の薬師像が安置されています。また、山の山腹には高さ22mの巨大な般若姫像が建っており、町のシンボルとなっています。 この近辺は桜の名所としても知られており、秋の紅葉もきれいな場所です。