大正8年、「佐伯心海」師が、その師「慈航和尚」の命により「延命地蔵菩薩」を本尊として、北九州に「大光坊」を開いたのに始まります。その後、「高野山真言宗 大師協会戸畑市部・大光坊」となり、昭和12年に現在地(北九州市戸畑区千防1丁目)に移転して「延命山・徳泉寺」と寺号公称し、現在にいたります。
「戸畑のお地蔵さん」と地元の人に親しまれ、朝な夕なお香の煙が絶えないお寺です。 地蔵堂には「お抱え地蔵さん」があります。このお抱え地蔵さんというのは、例えばAとBという2つの道で迷っている人がいるとします。そしてAとBそれぞれ強く願い「お抱え地蔵さん」を持ち上げます。そしてAの時は岩のように重く持ち上がらず、Bの時は羽のように軽く持ち上がったとします。