開山以来、このあたりでは、はり灸の明観寺のほうがとおりがよい。腰痛・神経痛の特効があるとして多くの患者が訪れている。
本尊は高王白衣観音という。高王とは、魏の国の王でこの白衣観音を信仰して民や国が栄えたという。人が困難に陥ったとき帰依すれば不思議とご利益を戴き救われる。救苦救難の観音として信仰されている。
当寺では弘法大師が入唐求法された真言宗の故里である中国西安青龍寺遺跡から出土した瓦などの遺品を住職訪中のおり請来している。これは日本では稀有のこの上ない宝といえよう。当寺は篠栗霊場神代の滝不動院を兼務しており、明観寺霊苑を経営している。