九州八十八ヶ所百八霊場

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九八巡拝記 宮崎編(1)|九州八十八ヶ所百八霊場
九八巡拝記

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九州八十八ヶ所百八霊場の僧侶が地元の札所を巡拝

2016年11月4日

九八巡拝記 宮崎編(1)

私は第42番札所 弘泉寺副住職 成松 昇紀と申します。
この度10月31日(月) に宮崎県内の札所を巡りましたので御報告申し上げます。

朝7時にえびの市の自坊を出発。
今回は高速道を利用しております。
【小林インター】から【宮崎自動車道】を通り【清武ジャンクション】から【東九州自動車道】に入り北上します。
今年平成28年4月24日に全線が開通し久しいわけですが、非常に便利が良くなっています。
道中【川南パーキングエリア】にて休憩。
【東九州自動車道】を北上し【延岡インター】から下りて延岡市内へ。
【西階公園】方面に向かいます。

午前9時43分
第31番札所『龍仙寺』着

右手に霊園と駐車場があります。 

駐車後本堂へ歩いて向かいます。

ひたすら坂を上がります。 

山門をくぐり境内へ 

本堂正面

本堂内 
参拝を済ませて境内を散策

10時12分 『龍仙寺』発
東へ進み【大瀬大橋】を渡り【延岡高校】方面へ

10時20分 第32番札所 『光明寺』着

山門向かって左手に駐車場入り口がございます

西国三十三ヵ所 観音菩薩石仏群

淡島大明神

参拝の読経後にちょうど帰られた住職さまの薦めにより
【大瀬大橋】傍の延岡鮎やなへ向かうことに


10時49分に『光明寺』発。
来た道を戻り鮎やなのある場所へ向かいました


10時54分着。
天候不順の影響で 鮎やなが未完成でした。

「鮎やな」とは、観光協会のHPによりますと“川をせき止めてその一部に流れ口を作り、成長して産卵のために川を下る鮎の習性を利用して、「落簀(おてす)」と呼ばれる竹のスノコの上に落ちた鮎を採る伝統的な漁法です。“
とのことです。

 

延岡観光協会HP
http://nobekan.jp/cms/season/autumn/ayu/

 

敷地内にお土産屋さんがあり、いくつか購入してみました。

11時24分 鮎やな発


来た道を戻り【延岡インター】へ。
高速に乗り南下します。

【門川インター】から下りて永願寺へ向かいます。
ちなみにこちらはハーフインターチェンジですので、ここからから宮崎方面へ入られない(大分方面は入られる) ので帰りは御注意下さい。

東臼杵郡門川町の11時42分 第33番札所 『永願寺』着

看板傍に駐車しましたが本堂すぐ横に駐車場がございます。

この右の坂を上ると駐車場へ

今回はこの階段を上がります
厄除坂となっている階段を上がると

階段の途中に男女それぞれの厄年を記した石柱が立ってあります。

山門をくぐり境内へ

本堂外観

本堂入り口横にある言葉

子安観音

本堂にて勤行を済ますと、ちょうど奥様が出てこられました。
お話をしていると、食事する場所として『うみすずめ』
宿泊は『かどがわ温泉心の杜』をいつも勧められるとのこと。

12時に『永願寺』を出発してさっそく教わった『うみすずめ』に向かいましたが、残念ながら月曜定休日で閉まっていました

気を取りなし、そのまま10号線を南下して食事を済ませました。

日向市に入り、【日向インターチェンジ】入り口前を通過。

13時45分に第34番札所『中野寺』到着
【日向インター】から車で5分ほどの場所になります。
坂を上がり墓石が並ぶ奥にお堂が見えてきます。

『中野寺』山門

本堂外観

本堂内部

苔生した石仏の趣がなかなか良いですね

14時に『中野寺』を経ち次の札所へ向かいます。
10号線を南下する行程も良いですが、今回は少し急ぐので【日向インター】より再び東九州自動車道を利用して南下します。

【都農インター】を下りて、東に進みます。
そして国道に出て【都農神社】前の交差点を左折します。
すぐ右手に【都農ワイン】という小さな看板が見えますので、その丁字路を右折します。
道なりに進むと、左手にまた【都農ワイン】という木製の看板がある交差点に到達します。
そちらを右折して道なり進む行真寺の看板が見えてきます。

14時26分 第35番札所 『行真寺』着

右奥に見えるのが大型車両用の駐車場になります。
普通車は少し上った左手の霊園辺りに駐車可能です。

特徴的な本堂の外観です。

本堂内の阿吽の像に関して住職様より御説明がありました。
阿形は明治の廃仏毀釈の際に鹿児島県内を転々としていたものだそうで、吽形は縁あってこちらに来た阿形に合わせて同じ様な作風で仏師が作られたそうです。

15時発

時間ある方は、帰りに先ほど通過した交差点を右折して山を上り、【都農ワイン】にお立ち寄りになると良いと思います。

都農神社前交差点を右折して10号線を南下。
都農町名貫という表示のある信号からおよそ200メートル進むと赤い九州八十八ヶ所百八霊場会ののぼりが見えてきます。
15寺05分 第36番 『貫川寺』着

奥に入るり境内に車を停めます。

本堂外観

本堂内

本堂にて名誉住職様がお迎え下さり。しばし談笑させて頂きました。
ちなみに11月1日より3月まで山門入り口の工事が行われているそうなので御注意下さい。

15時21分 発

ちなみに10号線は交通量が多いので左折した方が出やすいです。
さらに少し北上した【都農町名貫】交差点を左折し道なりに進むと【都農インター】に到着します。

そして【都農インター】より南下
宮崎市を目指します。

【宮崎西インター】を下りて、そのまま宮崎市街地へ

第37番 『香泉寺』に16時15分着
急げば次の第38番『長久寺』まで行けないことは無いですが、この時間帯は特に道路が混雑するのでこちらを
第一日目最期の札所とさせていただきました。

スーパーの横にお寺はあります。
特に駐車場はありませんので境内に邪魔にならない場所に車を停めます。

車を降りて奥に進むと本堂と庫裡が見えてきます。

本堂玄関
こちらは通常施錠されてますので、右の庫裡玄関より入ります。

本堂前の四国霊場の石仏群

本堂内陣の様子

山号の文字は弘法大師が書かれた文字を集めて彫られています

こちらでは非常に薫りの良いお線香が授与されますので、お香料をお納めになり御授かり下さい。

今回最期の札所ですからこちらで御住職さまとゆっくり談笑させていただきました。
宮崎市内は宮崎神宮や平和台公園など観ていただきたい場所が多いですからゆっくり余裕を持ってお越しいただければ幸いかと思います。
某札所の方から手書きの御朱印への対応が困るので事前にお知らせくださると助かりますとのお声がありました。
手書きの御朱印帳をお持ちの方は前もって御連絡下さると確実だと思います。
また、入り口が分かりづらいかもしれませんので地図などを詳しく確認しておられた方が宜しいかと思います。

今回移動距離約343㎞の行程でした。
次回は長久寺より残り宮崎県内の札所を巡ります

南無大師遍照金剛

九州八十八ヶ所百八霊場会
 第42番札所 弘泉寺 成松昇紀 拝

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